忘年雪山山行! 雪遊び?いや本気です【天神平その2】
さて、雪山山行2日目は7時に朝食、8時出発とのことでしたので6時に起床。支度を整えてから朝食のバイキング開場へ向かいました。
夕食と同じで朝のバイキングの種類も豊富。和食、洋食と両方選べる様になっていて、いつもならトイレの心配をして牛乳なんかは避けるところですが、今日はレストハウスの近くでの雪上訓練とのことなので、何かあったら駆け込めると聞いていましたから好きな物を頂きました(*^^)
宿から土合口まではバスでの移動ですが、昨日とは違う方の隣でした。本日も快晴。しかし宿から見える山に雪は見えません。
それでも山道を登っていくと途中のドライブインで「ここから先は雪で上がれないのでチェーンを着けるから」と休憩。
確かにその先には雪が積もってました。
そういえば昨夜、露天風呂に入ってる時んも雪降ってましたっけ…
土合口のロープウェイ乗り場は昨日よりも雪が積もってましたが、相変わらずスキー客よりもザックを背負った登山客ばかり^^; 何だか不思議な光景です。
土合口からロープウェイに乗って(本来は22人乗りですが空いているので座れるだけの10人で出発)天神平スキー場へ上がります。
スキーやってた時にはこんな大きなロープウェイに乗った事って無かったなぁ^^; あの頃は最高でも6人乗りだったかしら?天神平スキー場には来た事無いなぁ…なんて外の景色を眺めていたらどんどん雪が多くなって「えっと、ここを今日はスキーで降りるんじゃなくて、これから雪上訓練するんだよね^^;」と何だか別の次元に来てしまった感じがしました^^;;;;
さて、天神平スキー場では…スキースノボのお客さんでは無くて、登山客ばかり^^;そっか、雪山練習ってこういう時期にやっていたんですね。あちこちのグループが雪山斜面を登ったり、降りたり、滑ったりと様々な練習をしておりました。
我々、基礎グループも2班に分かれてまずはアイゼンを装着しての登り、下りの歩き方の練習。登る時にはつま先を蹴って雪に突き刺す感じで登るので、後ろとの間隔を空ける様に、下る時にはアイゼンが斜面と並行に突き刺さる様に歩きます。
ストックは登りでは短く、下りでは長めに持つので、いちいち長さ調節をしていられない時などはグリップ部分を持たなくてもOKとか、応用方法も教わりました。
トラバースの歩き方は普通の山と同じ様に斜面の下になる足を斜面と同じ角度に向けて、上の足は進む方向に…雪が深い所を登る時には膝を折ってまず道を作る…普段と同じ様でも違う筋肉を必要とするし、かなりの疲労感^^;
前が女性だと歩幅も合うので踏み固められた上を歩くのにさほど苦労は無かったんですが、大柄な男性だと自分で足場を踏み固めなければならずかなり苦労しました^^; 蹴りこんで足場を固めたつもりでも後ろの足を上げると蹴りこんだはずの足がズリズリと落ちてしまって、あるでアリ地獄状態^^; 雪山登山なんて絶対にムリだと感じましたね。
この雪上歩行訓練、ザックを置いたままやった訳ですよ。実際には10kg以上のザックを背負って登る訳でしょ?どんだけ体力が必要なんでしょ^^;別に雪山じゃなくても夏で良いんじゃない?とか思ってしまうんだろうなぁ…寒さに負けてスキーを止めた人間ですからね、ワタクシ^^;;;;
最初は寒かったんですけど、登り降りを繰り返しているうちに暑くなったので皆さんミドルウェアを脱いで温度調節。フリースの上にレインウェアはゴアテックス製とは言っても結構ムレます^^;天気も良かったので照り返しの日焼けも恐かったですね(シミは取れないお年頃^^;)
雪上歩行訓練が終わってからは一度レストハウスに引き上げて昼食。ゲレ食(ゲレンデで食べる食事って言う意味だけど山登りでは使わないんんですかね?知ら無い人が多かったです)ですから、カレーにラーメン、山菜そば…やっぱり温かいものに限りますね(^^)
午後は2班合同でガイドさん達が雪のスベリ台作り。その合間に雪の層を見たり、層の温度の違い、ルーペで雪の結晶を見て雪質の違い等を教わりました。色々な器具があるもんですねぇ。
さてスベリ台で遊ぶ訳では無くて、雪で滑落した場合はどうなるのか?ピッケルを持たない止まり方の講習でした。レインウェアを着て雪の上を背中で滑るとそりゃかなりのスピードです。中でもモンベル製のレインウェアは良く滑ります(当社比^^;)
手ぶらで(ピッケルとか持って居ない時)滑落した時にはまず腹這いになると同時に膝を曲げて、足先を雪に刺さらない様にして(足先で止めようとすると逆に頭から落ちる場合があるので)両手で雪をかき集める様に止める…というのを何度かやりました。
身体を反転させるのに気を使って足を上げるのを忘れる人がかなり居ましたね。落ち着いてやれば出来るのでしょうが、滑落した時咄嗟にこんなことが出来るのかどうか?疑問ではありますが、知ってるのと知らないのでは違いますから、訓練は大切です。
最後は雪合戦になってしまったり、戻って来た上級組とスコップを使って雪の掛け合いをしていましたがどちらも返り討ちにあっていたのはガイドさん達^^;
どんなこんなで天神平の雪上訓練は終了しました。谷川岳のトマの耳やオキの耳を見ながら『いつかは雪の中をあそこへ登りたいなんて思うのかなぁ…』と思いながらロープウェイで土合口へ戻り、旅館のお風呂で温まって帰路に着きました。
今年の山登りはこれで最後です。来年は奥武蔵の日和田山~物見山の山行からはじまります。このブログ記事も2010年中に仕上げたかったんだけど年越ししちゃった^^;
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