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地形図には隠された謎もある【南郷山~幕山】

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Imgp1642 結局この冬は雪や悪天候を体験しないまま春に突入しそうな晴れ女が向かった先は湯河原。
最寄駅には河津桜が満開、沈丁花の香りもする今日この頃、始めての現地集合(普段は横浜市内から往復観光バスで現地へ)なので早めに就寝したのに又もや深夜(23:50)のメールで起こされた(-_-X) 山行前夜に早寝をすると夜中にメール(それも緊急じゃないような)で起こされるのは運命なんでしょうか?(ノ_-。)

湯河原駅まで東海道線1本で行けるんだけど、今回の山行にはお弁当が付いていない。せっかくなので地元の何かをお弁当にしたいけど、湯河原駅に到着するのは集合時間の5分前だし(その1本前は踊り子号で特急料金が必要)湯河原駅の周辺は情報不足。その代わり小田原駅構内にはお弁当屋さんがあって、おにぎり弁当とか売ってるらしいということが解った(^.^) 「ハイキングのお供に…」なんて書いてあるし良いんじゃない?(^^) では小田原で途中下車して…と久しぶりに時刻表の組み合わせを始めると、平塚発で集合時間の30分前に湯河原駅に到着する電車を見つけた(^^)v
それじゃその前の小田原止まりの東海道に乗ってお弁当買って、平塚から来る東海道線に乗り換えれば、おにぎり弁当も買えるし、集合時間にも余裕を持って到着出来るって訳だ(^^)v 昔は時刻表のアチコチのページをめくりながら、良くこういう組み合わせやったよねぇ(実はワタクシ”鉄子”だったりもする^^;)

その為に40分早く家を出なきゃならないので早く寝たのに…と前に戻る(;-ω-)ノ

Imgp1645 さてこの時期、寒いのか暑いのか?悩む所。特に今回は公共の交通機関での移動時間が長いし、お風呂道具も持ち歩きなので荷物はなるべく減らしたい。湯河原までは上着着用でも、歩きだしたらそれはリュックに入れなければならないくらい暑いんだろうか?夕方から雨になるという天気予報だが、昼間は太陽が出たら暑いんだよねぇ…ここらへんが悩み所。結局、電車の中は暖房が効いているだろうし、そんなに厚着をしなくても良いだろうと言うところに落ち着いた。

乗り換えもスムーズに行き、小田原駅でおにぎり弁当を買い、集合時間にも余裕で湯河原駅に到着。トイレが行列だったけど集合時間に余裕があるって良いわ(^^) しかしなかり風が強くて寒い感じ。うーん、服装の選択を誤ったか?それと登山靴が緩く感じるのは靴下が劣化したのかな?
靴下の買い替え時ってどんなんだろう?プロの登山家は1回の山行で買い替えるって読んだけど、私はそんなに重い物を持ってる訳でも、長い時間酷使してる訳でも無いからねぇ^^;

パンフレットには【五郎神社】を出発ってことになってたけど、その少し手前の公園まで乗合タクシー。本日、幕山公園の梅は7分咲きだって。駅からずっと歩いているハイキング姿の人は南郷山には寄らずに幕山の梅林から幕山までを目指すのでしょうか?

Imgp1651 幼稚園の横の小さい公園でストレッチと班分けして、整置をしてから行程の確認。今日はN方ガイドの班に配属されるが、花粉症でサングラスにマスク姿のN方ガイドの姿はかなり怪しい^^;

五郎神社を右手にまずは南郷山を目指す。両側がミカン畑の車道なので車に気を付けて歩いて行くと無人売店で買ったであろう小さいミカンを手にしたN方ガイド。するとちょうど畑に居たおじさんがからも、もいだばかりのミカンを頂く。

Imgp1654 車道から南郷山への登山道に入り、しばらく歩いたところで最初の休憩。N方ガイドからミカンが配られる。皮が剥き難いけど一口サイズで甘酸っぱくて美味しい(^^)

おじさんから頂いた分もあったので一人2~3個食べられた。ミカンの名前聞いたんだけど忘れてしまった^^;何とかオレンジって言ってた気がするんだけどなぁ
(今、調べてみたらゴールデンオレンジという名前でした。発売期間は1カ月くらいと短いらしいので食べられた私達はラッキー(^^)v)

Imgp1660 北東に向かって歩き、そこから東に曲がって、次に北へ向かう時には登りになる…今回は磁北線を入れた地形図を2倍にし、コース沿いに標高を書き込み、尾根線や谷線も入れて自分なりには満足な地形図を持参した。ただ一つの不安は地形図を2枚張り合わせたが、磁北線の角度がそれぞれ微妙に違う事。これはどうするべきだったんだろうか?

そうそう、ストレッチをした公園で『これは参考にと思って…でも帰りには返して下さいね^^;』とHガイドから磁北線、ポイント、標高、方位、尾根線、谷線等…の入った地形図を渡された。しかし残念なことに、元々はカラー線だったのを白黒でコピーした際に濃すぎたので、何が何の線だか解らなくなってしまった^^; なので今回は自分のと渡された地図の両方を見比べながら歩いていた。Hガイドから配られた地図も磁北線が微妙にずれていたのでそれで良かったらしい(^^)

湯河原カンツリー倶楽部を右手にし、ゴルフ場敷地内との分岐点がD地点。ゴルフ場の回りは猪用の防護柵として電流が流れてるらしい。「さわるとキケン」の立て札を見ると何だかとても触ってみたくなるが、どれくらいの電流だか解らないので触りたい衝動をこらえる。N方ガイドに「どれくらいの電流がながれてるんでしょう?」と聞いたら、ここじゃないけど前に触ってみたらピリっとくるくらいだったと言うので「これも触ってみて貰えませんか?^^;」とお願いしたがキッパリお断りされた(/_;)

Imgp1656ゴルフ場の横の道で「これは何の木だか解りますか?前にも教えたかと思うけど…」とN方ガイドから質問されたので見上げると、枝が密集していないので「ほうの木ですか?」と答えたら「良く似てるんだけど幹にとげがあるでしょ。これは”からすさんしょう”の木です。下に実が落ちてるでしょ」と教えて頂いた。

Imgp1660 実が残っているものもあったが山椒の香りはせず、食べたらどうなんだろう?と思ってN方ガイドに聞いたらトランシーバーで植物に精通している後ろのHガイドに聞いてくれた^^; Hガイド曰く「香りもしないし山椒のような味もしない。マズイよ^^;」とのこと。食べた事あるのか?とN方ガイドと盛り上がっていた(笑)

ゴルフ場を抜けて一度林道に出る。林道を東に少し歩くと登りの階段が出てきてまた登山道になる。所々で右手の視界が開けると海が見える。少し登ったらトラバースして別の尾根を北西に登ると南郷山に到着。

もっと混んでいるかと思ったがそうでも無かった。ここで10分くらいの休憩を取る。

Imgp1662 南郷山に到着したのは13時頃。小田原駅で買ってきたおにぎり弁当を食べようと思ったが、あまりお腹が空いていなかったのでランチパックとコーヒーで軽く澄ましてしまった^^;

気が付いたのだが、自分達と同じコースで南郷山まで来る人はあまりおらず、皆さん逆ルートを通ってくるのですれ違いばかり。
そう言えばガイドブックも幕山→南郷山だった。読図には南郷山からの方が都合が良いのかと思ったら他の理由があったw(゚o゚)w 幕山から登ると梅園の入園料が必要なのだが、南郷山から登って幕山に降りると入園料は要らないらしい(笑)
そりゃ南郷山から登るわね^^;

Imgp1666 南郷山でガイド交代。自鑑水という池に向かう。自鑑水までの地形はかなり白抜きになっていて平地なのかとも思うが、等高線は10m毎なので9m以内の高低差だと等高線が無いことになる。地図には隠された謎が沢山あって、現地に行ってみないと解らないことが多い。

読図とは、現在地は予測でしかなく(たぶん、今はこの場所だろう)先読みをして(今がここだとするとこの先はこうなっているはず)先読みした地形が正解であれば、さきほど通過したポイントは正しかったという繰り返しなんだそうだ。
自鑑水までは確かに森の中ではあったが、かなり登り降りがあった。

自鑑水とは昔、源頼朝が平家に敗れて自害をしようとしたが、水鏡で乱れた髪を結い直して自害を思いとどまったとい言われているので、別名、自害水というらしい。もっと大きな池かと思ったが水たまりのようで、少しがっかり^^;

Imgp1668 ここでも休憩が入ったのだが、ガイド2人で「休みが少ないっていうか休めない!仕事が無いのも困るがこう毎日山行してたら身体が持たない(/_;) 海に行きたい!」とグチっていた^^; 山ガールの影響なのか?登山ブームで、このスクールも1つの場所に5回行くし、中級、専攻と他にもクラスはあるし、ガイドさん達のブログを読んでると今の季節は雪山山行のガイドもやってる割にはガイドの数が少ないんだろうな。確かに仕事が無いのは困るがあまりに忙しいのも辛いよね(-_-)

Imgp1669 自鑑水から10分くらい降りるとまた林道に出る。そこから南へ向かうと途中に分岐があり、コルを過ぎると幕山の山頂に向かう最後の登り階段が出てくる。

階段で整備されている場所はなるべく階段を使用するのがマナーだが、階段は自分の歩幅が合わないし、高低差が大きくて体力を奪われるので階段を回避したいところだが、なるべく階段を使用しないと、階段の脇を踏み固めてしまって水路を作り、結果的には道を削ってしまうことになるとの事。自分の体力と段差を考えて上手に利用したいと思う。でも階段が嫌いな事には変わりないけどね^^;

幕山山頂は広い原っぱになっていて、山頂周遊もできるらしい。N方ガイドは時間に余裕があった時、生徒をからかって「ちょっと先に行ってて」と周遊させて自分だけ元も場所で待っていた…なんてこともやったらしい^^; N方ガイドは良く人をからかうから気を付けて地図読みするように^^;

Imgp1675 幕山山頂からは真鶴半島が良く見えた(^^) それで真鶴半島に地図を合わせて《山座同定》をやってみたら岩戸山と十国峠、大観山、白銀山辺りの山が解った(^^)/ 地図の読み方を教わっただけでまた違う楽しみや面白さが出来て来た。

南郷山よりも幕山の方が人が多く、賑わっていた(全員が幕山から登って来た人だったが)が、空いた頃を見計らって集合写真を撮った。最近は希望者全員のカメラをガイドさんと添乗員さんがかわるがわるシャッターを押してくれる。28名中20台くらいのカメラがあったと思われるが、同じ機種が一つも無いのを不思議がっていた。確かに20台もあれば同じカメラがあっても良さそうなものなのに。

ここから先はジグザグの階段の下りが続く。幕山公園からのハイキングコースになっているので一般人には歩き易いのだろうが、すれ違う人の中にはブーツの人やかなり分厚いダウンを着た人が居て驚く^^

Imgp1682 120mくらい下ると幕山のフリークライミングのゲレンデ(スキー以外でもゲレンデと呼ぶ場所があるのを、始めて知った)に到着。ここから先は幕山梅林に入るらしく「普通に降りても15分程度です。写真を撮りたい人も居るでしょうし、下にはトイレもありますから今から30分後に出口の所でガイドが待ってるますので、フリー行動にします」とHガイドが言う前に既に岩に取り付いてるN方ガイド(笑)

圧倒的に白い梅が多かったし、まだ7分咲きということで上から見ても梅の絨毯には見えなかったが、それでも湯河原梅林に来たのは始めてだったので、とりあえず様々な梅の写真を撮った。が、梅林の中は1本道では無いので迷うし下の売店も見たかったし(売店が終わるのは集合時間の16時)下りんお階段続きで脚に疲労が来ていたので(やっぱり階段が続くのは辛い)写真はそこそこに切り上げて、集合場所を確認してから売店に向かった。

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同じ枝から紅梅・白梅の両方が咲いているのも珍しかったが、同じ花で半々になっている方がもっと珍しいと思った。

Imgp1697 売店と言っても焼きそばとかタコ焼きみたいな屋台しか無く、梅の何かのお土産みたいなものは見つからなかったので、梅ソフト(¥300)を買って集合場所に戻った。ほんのりピンクで少し梅干しのような味がするソフトクリームは冬に食べても美味しいのだ(*^-^)

梅園は16時で終わる訳では無くて、18時からはライトアップされて、昼間とはまた違った雰囲気が味わえるらしいが、今日は梅林がメインでは無いので、添乗員・K野さんがタクシーを呼んでくれて入浴施設に向かう。

ニューウェルシティ湯河原と言われて行ってみたら、旧厚生年金会館・湯河原だった^^; うーん、これがあの我々の年金で建てられて安くたたき売られた噂の厚生年金会館なのか…露天風呂は無かったが、温泉はまぁまぁだった。

今日は現地集合、現地解散なのでいつもバスの中でやっているミーティング(今回の反省点や前回のアンケートへの答え等)が出来ないので、この会館の会議室(宴会場?)を借りた。飲み物(アルコール可)は売店で各自購入。私はお土産にカニやエビの即席みそ汁と桜えびのお煎餅を買って袋に入れて貰った…これが後々のトラブルの元だったのだが…それはまた別に…^^;

再び湯河原駅までタクシーで送って貰い、予定より1本早い東海道線に乗り帰路へ。
地形図にもだいぶ慣れたし、整置、読図、方角、尾根と谷の地形も何とか解るようになったが、地図には隠された部分があるのと、予測→先読み→決定→予測…と現在地と過去、未来を行ったり来たりしながらルートを確定するゲームみたいなものだとも思った。

一人、もしくは先頭で地図を持って読図しながら歩けるようになるのは、まだまだ先の話しだね^^;

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